【シン・ゴジラ】関連作品まとめ
シン・ゴジラにはエヴァを始めいくつか関連している作品があります。自分のこれからの勉強メモも兼ねて、ネット上の評論等で見かけた関連と思われる作品をまとめていきたいと思います(随時更新)。
エヴァンゲリオンシリーズ
売り上げランキング: 508
説明不要ですね。音楽や「ヤシオリ作戦」という名前等、強い関連性が見られます。
日本のいちばん長い日
売り上げランキング: 343
岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』が大好きでその手法を取り入れたかったそうなんです。ものすごく細かいカット割りで、ものすごい情報量。凝縮する実写映画にしたかったんでしょうね。
激動の昭和史 沖縄決戦
売り上げランキング: 698
庵野秀明 自主制作アニメ2 じょうぶなタイヤ!
後半のゴジラとの戦闘シーンでは、同じBGM(宇宙大戦争)が使われます。
王立宇宙軍 オネアミスの翼
売り上げランキング: 5,865
日本書紀
参考サイト
【シン・ゴジラ】岡田斗司夫さんの解釈が秀逸だった件
『シン・ゴジラ』を観て、何点か疑問があり、ネットでいくつかの評論・解釈を読みましたが、中でも、以下動画の岡田斗司夫さんの解釈が秀逸でした。
わたしが気になっていた以下のトピックについて岡田さんの解釈を簡単に紹介しようと思います。動画ではそれらについてさらに詳しく、また、それら以外の多数のトピックについても多数解説されていますので、気になった方は直接以下の動画をご覧になることをオススメします。
なぜ、エヴァの音楽が流れるのか
映画中でエヴァで使われたBGMがいくつか使われます。観た時は、エヴァファンへのサービスかなくらいに思っていましたが、岡田さんによれば以下の通り、エヴァだからというわけではないようです。
エヴァの音楽に限らず、例えば、最後の方のシーンで新幹線がゴジラにつっこむシーンで宇宙大戦争の音楽が流れるが、意味合いとしては、これは庵野秀明が大学時代に作成したアニメ「じょうぶなタイヤ!」で使用した音楽と取るべきである。
ゴジラの口に薬を流し込むシーンで使われる音楽も、王立宇宙軍 オネアミスの翼のラストシーンの部分=庵野秀明作画担当の箇所、で使われる音楽なのである。
なぜ、ゴジラは東京を襲ってきたのか
単にゴジラが生まれた場所に近い陸だったから、くらいに思っていましたが、岡田さんの解釈によると、ストーリー上必然だったようです。
ゴジラの正体はマキ博士。奥さんの復讐のため日本政府(東京)を襲った。
マキ博士の奥さんを殺した放射能障害の原因は、福島の原発事故と考えられる(もし原爆が原因だったら日本政府ではなく、アメリカに恨みを持つはず)。
マキ博士の残した地図に記載された東京の地図とゴジラの出現予想位置は、予言や予想ではなく、自分はこのルートで東京に上陸するというメッセージ。
だからこそ、ゴジラは人間の遺伝情報も持っていた。
※動画内ではその他に3つの可能性を考察しています
ゴジラの尻尾にいたのは何だったのか
実際に観た時は人間かな?と思いました。ただ、人間とすると、吸収されたのか(でもそれを匂わすシーンも無かったし)、マキ博士だったのか(でも複数いたし)、いずれにせよ、腑に落ちなかったのですが、岡田さんによると以下の通りの解釈だそうな。
ゴジラの小さいやつ。
よく見るとゴジラのような背びれが付いている。ただし、両側に2枚あるように見えたので、このゴジラは成長したら「有翼となって大陸間を飛翔する」存在になる。
矢口がラストシーンで独り言のように「やめるわけにはいかない」と言ったのがなぜだったのか
これも、劇中で観た時、非常に違和感を感じました。ラストシーンだから、勿体つけて間を設けたのかなと思いましたが、岡田さんによると以下のメッセージがあるそうな。
庵野秀明の、エヴァをこれからちゃんと作る、という宣言だから。
ゴジラのパンフレットの冒頭でエヴァに多く言及しているのも、エヴァファンからのエヴァはいつ作るのか、という問いかけへの返答の一部で、その返答も映画の中で矢口の口を借りて、このシーンで答えている。
以上です。それにしても、何回も観たくなってしまう映画はそうあるものではありませんよね。